UIMeisterが創りだす、きせかえコンテンツのこれから
きせかえコンテンツをより安価に、より高クオリティに制作するためのオーサリングツール
株式ガイシャファインサポート システム開発部 高橋南央也
株式ガイシャファインサポート 営業部 野本円
 

Q.最近のきせかえ業界について、どのように感じていますか?

野本
きせかえ専門の公式サイトだけでも3キャリア合わせて600サイトを越えました。非公式サイトや、きせかえ専門外のサイトでの配信も含めると、世に出回っているきせかえコンテンツの数は相当あると思います。きせかえも一般化してきたなという印象です。最近では販促ツールやブランディングツールの一種として、キャンペーンで無料配信するようなケースも増えています。
高橋
お客様のUI Meisterの使い方を見ていても、「テンプレートの雛形を作っておいて、画像だけを差し替える」パターンと、「様々なスクリプトを使用して、凝ったコンテンツを丁寧に制作する」パターンの二極化しているようですね。

Q.どうしてそのような二極化が起こっているのでしょうか?

野本
キャンペーン利用の場合は無料配信が多いので、「いかに工数を下げて、早く低コストで制作するか」が最重視されています。モチーフ自体にユーザーを惹きつける力がある場合も、あえてアニメーションなどに凝ったクオリティの高いコンテンツを作る必要がないと思われがちのようですね。一方、定期的にきせかえコンテンツを配信している専門サイトでは、比較対象が多い分、デザイン・アニメーション・ストーリー性など、コンテンツのトータルクオリティが非常に重要なポイントとなってきます。クオリティの高いリッチコンテンツは、値段が高くても売れる。きせかえの普及とともに、ユーザーの要求水準も上がっていますからね。
高橋
あとはきせかえを専門外とするデザイナーさんや制作会社さんの中で、きせかえコンテンツの制作は「難しい」「手間がかかる」という先入観が強いことも、大きく影響しているでしょう。確かに、キャリアから配布されるツールを使った場合、設定箇所の数にもよりますが、「3キャリアのきせかえ対応機種約230端末×設定箇所15箇所」に対応したコンテンツを制作しようとすると、手作業では3,500点近くもの素材を1端末ずつ展開していかなければならない計算となり、費用対効果を考えるとテンプレートにせざるを得ないという現状があると思います。UI Meisterを使っていただけたら、数セット分の素材を準備するだけで、一気に全端末分を展開することができるんですけどね(笑)

Q.UI Meisterの強みは何でしょう?

野本
それはやはり、いろいろな意味での「高い自由度」が一番ではないでしょうか。凝ったギミックを駆使して、手作業並みにクオリティの高いリッチコンテンツを制作することもできれば、テンプレートの雛形を制作しておいて、コストを下げるという選択肢もある。他社ソリューションに比べても、UI Meisterは圧倒的に費用対効果が高いと思います。
高橋
技術的な側面から言うと、きせかえコンテンツの制作は、キャリアや端末間で異なる仕様を、精密に調整していきながら、「作業コストやデザインの制約の中で、製品のクオリティを維持すること」が何よりも難しい。UI Meisterは、そうした問題を抱えた制作現場から発案されたツールであり、FlashのアクションスクリプトやVivid UIに知識がないデザイナーでも、素早く簡単にきせかえコンテンツを作成する事ができるツールなのです。
野本
加えて、新端末対応が簡単にできるということですね。携帯端末は、次から次へと新機種が発表されるので、とりわけ端末別に制作しなければならないきせかえコンテンツに関しては、鮮度を保つのはとても困難なことです。UI Meisterは個別に端末追加費用をいただくことはしていませんので、ご契約期間中、何度でも追加で新端末対応をしていただけます。
高橋
新端末が特殊な仕様でなければ、既に登録済みの素材を使い回せるので、追加したい端末にチェックを入れて、ビルドボタンをクリックするだけで、新端末対応が完了します。これはツール利用のかなり大きなメリットではないでしょうか。

Q.では、今回のバージョンアップに至った経緯を教えてください。

野本
きせかえ市場も成熟期に入り、受託制作も価格競争が激しくなってきました。制作料が下がると、スピードを上げてコストを下げなければ、利益を確保できません。それは必然的にテンプレート利用の増加につながり、コンテンツのクオリティ低下につながっているように感じています。せっかくきせかえの認知度が70%を越え、ユーザーはリッチコンテンツを求めているにも関わらず、同じようなコンテンツを量産するだけでは非常にもったいないですよね。
高橋
そこで、「『スピードを上げて』『コストを下げつつ』『クオリティを上げる』という3つの要素を満たす解決策をUI Meisterが提案しましょう」という流れになったわけです。

Q.実際、どのようなバージョンアップの内容となったのでしょうか。

野本
最近はアーティスト系やコミック系のコンテンツが人気で、弊社へのお問い合わせも多くいただいています。着うたや着ボイスは既に対応しているので、加えて動画挿入機能も是非入れたいなと。動画が入ると世界観が広がって、コンテンツの付加価値が一気に上がりますよね。
高橋
単に動画を挿入するだけではなく、UI Meisterの特長である「高い自由度」は譲りたくなかったので、自由にレイアウトを組める設計にしました。テンプレートで固定の位置に動画を挿入する他社サービスは既にありましたが、どこにでも好きなサイズの動画を挿入できるというのは、業界初の機能です。
野本
次に、リッチコンテンツを作る際に一番のハードルとなる『容量』の問題をクリアするために、メニューVUIの高速化は必須であると考えました。きせかえコンテンツは、容量が重ければ重いほど、キーすべりが起こりやすくなるなどの問題がどうしても起こりやすくなります。動画を挿入できるようになるなら、なおさらここを解決して欲しいなと。
高橋
メニューVUIの高速化にはとても苦労しました。Vivid UIメニューは複雑な仕様のために、作成するには経験とノウハウが必要でした。高速化するために、何度もトライ&エラーを繰り返しながら思考錯誤を重ねる事で、従来のパフォーマンスから飛躍的に向上させる事ができました。Flash技術は弊社の得意とする分野ですので、自信を持って提供できます!
野本
さらに、UI Meisterの制作フローを短縮することも、必須要件だと思っていました。「UI Meisterは自由度が高いために、熟知しないと使いこなせない、玄人向けのツールだ」という声がしばしば聞かれていて・・・。いくら高機能でも、「誰にでも使いやすい&わかりやすい」ツールでないと、使ってもらえないのでは意味がないですし。
高橋
UI Meisterを公開した2007年当初に比べ、きせかえに対応した端末の数は軽く3倍以上になりました。それにともなって制作時の作業ボリュームが増え、設定箇所も複雑化してきていましたので、全体的に整理する機会を設ける必要があったんですよね。今までにお客様からいただいた声や弊社の制作を反映させながら、構成変更やインターフェイスの改修を行いましたので、ユーザビリティの向上を図れたと思います。
野本
あと、どうしても実現したかったのが、プレビュー機能と、ピクト・ソフトキー領域の表示です。これらは既存のお客様からの要望が最も多かった部分ですね。
高橋
今までは「ビルド後でないと完成形のイメージの確認ができない」といった問題がありましたがプレビュー機能によって、端末毎にデザインの見切れや容量オーバーなどのチェックを多端末展開(ビルド)前にできるようになりました。また、ピクト・ソフトキー領域が表示されるようになったことで、実機検証をしなくてもデザインの見切れを発見できるようになり、時間的なロスの削減に繋げていただけるのではないでしょうか。
野本
その他にも、細かいところまで営業・制作・開発のアイデアが詰まった内容になっていますので、きっとご満足いただけると思います。
高橋
まだ課題は残っていると思いますが、今後もお客様の声を真摯に受け止めながら、ユーザビリティの向上・制作コスト低減に繋がる改善に取り組んでいきますので、ご期待ください!
 
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